高専からの就職
入社、配属されて間もないにも関わらず、公務員試験(自衛隊一般幹部候補生)の勉強を始めました。自衛隊一般幹部候補生の試験では、理系科目(微分積分、線形代数、物理など)や大学基礎レベルの文系科目(英語、地理、歴史など)が幅広く出題されます。と…
配属後、研修を受けたり、現場実習をしたりしながら6月となりました。初めての社会人生活に一定の充実感も感じていましたが、周りの様子を見たり話を聞くと私は高専卒事業所採用であるため、大卒本社採用とキャリアコースが異なり、ジョブローテーションはな…
新入社員研修が終わり配属となりました。面接してくれた上司が迎えに来てくれ、私が働く事務所へ案内されました。私の配属された部署は船の生産計画を行う部署で少し歩けば直ぐに現場という場所に事務所がありました。メンバーは約15人程で私は艤装のチー…
入社式の翌日から、新入社員研修が始まりました。新入社員研修も学歴と採用区分によって完全に分けられており、大学大学院卒、高専高卒事務技術職、高卒技能職で別々の研修になります。当然、私は高専高卒事務技術職の研修でした。 初めは、自分の置かれた区…
入社式当日の朝、玄関に集合して人事の人が点呼を始めました。ところがいつまで経っても私の名前は呼ばれず点呼が終了しました。人事の人に聞いてみると「高校からの方ですか?」と言われ、高専から来たと答えると、もう一人の高専卒と思われる人と列の先頭…
高専卒業から程なくして、会社の寮に入寮する前日となりました。このときまでずっと実家で家族と暮らしてきたため、私にとって初めての一人暮らしが始まります。在来線、特急、新幹線、バスを乗り継ぎ4時間以上かけて岡山の端っこの田舎町にやってきました。…
研究室配属が不本意な結果に終わり、航空整備会社への就職も叶いませんでしたが、大手造船メーカーに内定して、当時の私に取って満足できる進路となりました。 そして高専生活最後の夏、地元であった海上自衛隊のイベント(下写真)に行ったり、ミリタリー漫…
就職活動が始まろうとしている高専5年生の春、研究室への配属決めもありました。高専では5年生になると各教員それぞれの研究室に配属され、そこで各自に与えられた研究テーマについて1年間卒業研究に取り組みます。 研究テーマのリストが教室に張り出され…
航空整備会社の最終面接で落ちて、ひどく落ち込みましたが、学校に来ていた求人票で以前から目をつけていた造船メーカーを受けることにして少しづつ立ち直っていきました。そのメーカーは私が好きな艦艇の建造も行っている造船大手の一角で、飛行機から船へ…
一次面接に合格して、航空整備士への道へ一歩前進しました。それからしばらくして、いよいよ最終面接に臨みました。場所は伊丹空港の整備工場の事務所で、飛行機で伊丹空港に前日入りして空港で一日を過ごしました。売店をまわって飛行機グッズをみたり、屋…
筆記試験対策をしながら履歴書の作成や面接対策も進めていきました。履歴書の自己PRは、最初に書いたものは「農業や林業が盛んな土地で職人に囲まれて育ったので礼儀正しく職人魂がある」というあきれ返るほど幼稚な内容でしたが、先生に何度も添削してもら…
2月の終わりに航空整備会社を受けることに決めました。そこで、先輩が書いた過去の選考内容を見てみると、筆記試験は英語と適正検査、面接は2回あることがわかりました。英語は航空機に関連した内容で適正検査はSPIであることもわかったので、春休みを使って…
成り行きに任せたままの学生生活を続け、高専4年生も終わりに差し掛かかり、就職か進学か、どの大学、企業を受けるかといった具体的な進路を決める時期になりました。私は就職を選びましたが、私が通っていた高専では、就職活動は求人票が来ている会社の中…
高専生活も4年に入ると進路について考える時期になります。高専は5年で卒業し、私の学科では、その後、クラスの約3分の2は企業に就職し、残りは大学や専攻科に進学していました。 私は当時、大学や専攻科には全くと言っていい程興味がなく、調べることすら…
高専とは高等専門学校の略称で、理工系の専門教育を行い、技術者を養成するための5年制の学校です。私は、地元の高専の電気電子工学科に入学しました。 高専1年生から3年生までの授業内容は普通科高校と共通している部分もありますが(例えば、日本史や現代…
私は九州の田舎で生まれ育ち、中学は地元の公立中学に通っていました。私がどのような子だったかというと、まじめで大人しいタイプだったのであまり目立つ方ではありませんでした。一方で、船や飛行機、戦車といった乗り物やミリタリー物が好きで書店で専門…