大学院での失速

充実した学部時代を過ごしてそのまま大学院に進学しましたが、仲がよかった友人の多くが就職などで離ればなれとなったことやプライベートでの失恋、学部時代の勢いが衰え目標を見失ってしまったことが重なり、大学院での勉強や研究、資格の勉強に身が入らない日々が続いてしまいました。以前の記事で触れた国家公務員総合職試験も前年よりもひどい結果となり試験途中で逃げ帰ったりもしました。毎日研究室に行き、授業もしっかり受けていたのですが学部時代のような充実感は少なくなってしまいました。

そんな中、私が憧れていた重工業最大手の造船部門のインターンシップの選考を通過し、9月初旬から2週間のインターンシップに参加しました。もともと船マニアで旅客船やフェリーに憧れていた私は大型フェリー建造の現場で船体ブロック組み立ての作業分析することとなり、大変充実した2週間を過ごすことができました。そして、大学院修了後はその重工業メーカーの造船所で働きたいと強く思うようになり、新たな目標を見つけることができました。

インターンを終えた後は、冬に私の大学で開催される国際ワークショップで20分間英語で発表することになっていたため、英語を話すのが苦手ながら必死で準備と練習をしてなんとか発表をやり遂げたことが思い出として残っています。

しかしながら、大学院1年生の期間は、その2つ以外にこれといった成果や思い出がなく、心にぽっかりと穴が開いた空白だらけの1年となってしまいました。