大学院推薦入試

大学編入する時点で大学院に進学するつもりでいました。また、テストで点が取りやすい3年生以降の科目を中心に成績が評価される有利な状況もあり、同大学の推薦入試を受験できる成績要件も満たしていたため、推薦入試を受けることにしました。

先輩から情報を聞いたところ、推薦入試は面接形式で、志望動機、材料力学の基本的な用語(ヤング率やポアソン比)の説明、流体力学の基本的な用語(レイノルズ数やフルード数)の説明が例年問われており、ここ最近で落ちた人はいないとのことでした。箸にも棒にも掛かりませんでしたが公務員試験(技術系)の勉強を春休みからしていたので技術系の諮問にはある程度の自信を持っていました。さらに、入試までに材料力学や流体力学の用語を説明する訓練をしたり、志望動機も練ってきました。感覚としては大学編入試験をもう一度受けるような感覚でした。

そして、試験本番。受験するのは同じ学科の顔見知りと他大学からの1名を含む10人弱程で、順番が早かった私は早々に試験室に呼ばれました。準備万端とはいえ大事な試験なので緊張しました。

試験室にはお馴染みの教授陣が待っており、初めに想定通り志望理由を聞かれたため、現在の研究や将来の展望を交えながら説明しました。また、大学院修了後は何をしたいのかも聞かれたので、造船メーカーで船の軸系装置の設計がしたいと答えました。すると、私の研究室の教授から船の軸系装置は機械構造系だけど、私がしている流体系の研究との関連が少ない気がすると突っ込まれましたが、なんとか関連付けて説明しました。

次に、材料力学と流体力学の用語について問われ、想定内の内容だったので難なく説明を終えました。

最後に、私が艦船マニアであることを知っている別の教授からなんで艦艇が好きなの?といった質問があったので、商船とは構造的に全く別物であり高い技術が求められるから興味があるといった回答をしました。その後は少し雑談のような感じとなり試験終了となりました。感触としては落ちることはまずないといった感触でした。

そして、試験から約1週間後、例年通り受験者全員合格という結果になりました。