高専での就職活動その4(航空整備会社一次面接)

 筆記試験対策をしながら履歴書の作成や面接対策も進めていきました。履歴書の自己PRは、最初に書いたものは「農業や林業が盛んな土地で職人に囲まれて育ったので礼儀正しく職人魂がある」というあきれ返るほど幼稚な内容でしたが、先生に何度も添削してもらい、ようやくまともな内容をかくことができました。内容は「グループ製作をでチームワークを発揮して2位になったこと」をアピールしました。高専では大抵グループ製作があるので鉄板ネタですね・・・。

 面接についても先生方に面接練習してもらったり、一人でアピールすることを何度も暗唱して仕上げていきました。そんな中、東日本大震災が発生して、社会が大きく混乱して面接スケジュールも大きく後ろにずれたりしましたが、平常心を保って準備を進めていきました。

 そして、いよいよ一次面接を迎えました。場所は福岡空港で、前泊して臨みました。雨の中、朝一で空港に行きロビーで緊張しながら集合時間を待ったのを今でも覚えています。

 まず初めに筆記試験を受けました。英語試験は航空英語の単語に関するものや、単語を並べ替えて文章を作るものでしたが勉強の成果を発揮できたと思います。SPIは難しかったのですが精一杯やってきました。

 面接は4人くらいのグループ面接でした。志望動機や自己PRなど鉄板の質問の他に「航空整備士は40年間油まみれになるけど大丈夫か」といった独特な質問もありました。面接対策の成果を十分に発揮して精一杯思いを面接官に伝えました。

 解散後、「やりきった」という充実感でいっぱいの状態で帰りのバスに乗っていました。そしてしばらくして先生から一次面接に合格したと伝えられ喜びました。