高専生活について

 高専とは高等専門学校の略称で、理工系の専門教育を行い、技術者を養成するための5年制の学校です。私は、地元の高専の電気電子工学科に入学しました。

 高専1年生から3年生までの授業内容は普通科高校と共通している部分もありますが(例えば、日本史や現代文など)、電気回路や工学実験など専門科目の授業もあり、学年が上がるにつれて専門科目の授業が増えていきます。

 高専定期テストやレポートが非常に大変でした。特に定期テストは、年4回あり、2週間にわたって10科目以上の科目について行われるため、テスト期間が始まる約2週間前からテスト勉強中心の生活になります。また、赤点のボーダーが60点のため、勉強の手を抜くと簡単に赤点を取ってしまいます。

 私は、普段あまり復習をせず、授業も置いて行かれがちで、テスト前だけ頑張って勉強するという姿勢だったため、単位こそ落としませんでしたが順位は約40人中20位前後を行ったり来たりしていました・・・。

 また、部活やバイトなどもしていなかったため、学校以外の時間は家で1人でニコニコ動画を観たり、プラモデルを作ったり、絵を描いたりと高専の外との繋がりがほとんどない状態でした。そのため、私は学年が上がっても精神面において中学生のまま成長せず、大学受験など将来を見据えて頑張っている同年代から完全に取り残されていました・・・。