高専卒で入社した会社を退職

グループ長に退職の意思を伝えて少し経った正月休み前にグループ長に別室に呼ばれ、退職を承認することと退職日を1月下旬とすることを伝えられました。時間がたって冷静になったのかこの時は怒られることはありませんでした。

そして、正月休みは九州の実家に帰省して、1月下旬に退職して一旦、九州の実家に荷物と共に戻って3月下旬まで過ごし、そして大学近くに引っ越すことを決めました。大学合格からしばらく経って家族も大学進学の準備に協力してくれました。

そして、正月休み明けの1月、月末までに退職するにも関わらず、業務改善活動のリーダーになったり、進水直前の船の施工要領を完成させないといけないなど残業務を多く抱えていました。先輩やグループ長に絞られながら毎日夜遅くまで残業務に取り組み、有給消化どころではありませんでした。

そして、最終勤務日を迎えましたが残業務の方は終わらず、グループ長に怒られた末、残りは先輩にやってもらうという消化不良の形で業務を終えてしまいました。また、事業所採用担当者の怖めの兄ちゃんに呼び出され、「お前の学校からはもう採用できない」などとかなり怒られました。そんな感じで歯切れの悪い最終出勤日となってしまい精神的にきつかったことを覚えています。

しかし、最終出勤日の後、ささやかながらグループで送別会をしてもらいました。残業務での精神的疲労とお酒で満身創痍の状態で寮に戻り倒れるように寝ました。翌日の朝はすぐに引っ越しだったので慌ただしく荷物の運び出しをしました。引っ越し業者は小さい業者でいろいろ融通が利いたこともあり、引っ越し業者のトラックに同乗させてもらって荷物と一緒に九州に帰ることになっていました。そして、逃げるようにトラックに乗って寮を出発しました。トラックが動き出したとき、これまでの怒涛のような出来事から解放された気分になってようやく安堵しました。